シリーズ最長の富士レースから約1月半。
マツダフェスタでもおなじみ、パーティーレースでもレースが開催される岡山国際サーキットにおいて、第4戦が開催されました。
当初の期待は、スーパー耐久シリーズ開催サーキット内において、Aドライバー加藤、Cドライバー小林にとって一番経験のあるサーキットなので両ドライバーとも自信を持って挑みました。
しかし、サーキット入りした木曜日から週末にかけての天気予報で不安定な天候が予測され、到着した木曜日すでに雨が降ったり止んだりとテスト走行するのか回避するのか…。
金曜日も土曜日も朝から満足いくテストができず、セッティングが煮詰まらないままに予選を迎えることとなりました。
それでもAドライバー予選では加藤がこの週末一のタイムを刻みます。
ちなみに、加藤はAドライバー予選が終わってすぐに「メディア対抗ロードスター4時間耐久レース」が開催されている“筑波サーキットへ”!!翌決勝日のAM8:00からの公式練習までに戻るという強行スケジュールを慣行!
Bドライバー予選では近藤がさらにタイムを縮め、A、B合算の予選総合で13番手となった。
また、Cドライバー予選では小林が、やはり走りなれたこの岡山で、落ち着いた走行を見せ、また一つ経験を積んだ。
この岡山はコース幅が狭くコーナーが連続することからも、様々なカテゴリーのレースにおいてスタート直後のクラッシュが起こりやすいサーキットとして有名で、昨年のスーパー耐久レースにおいてもレース序盤にセーフティーカーが入り、今回も例外とは考えにくく波乱を呼びやすいレース展開が予想された。
しかし、予想に反して、レースは何事もなく淡々と進んでいった。
スタートドライバーは加藤。
13番手から若干ポジションダウンしたが盛り返し、他車とのバトルを楽しんでいるかのように抜きつ抜かれつの耐久レースらしからぬレースを展開する。さすがは連戦の覇者であるところを見せつけ、抜ききって小林にドライバーチェンジする。全体的に各チームやはりセッティングに苦しんでいるようでレースペースが遅く、気温が高かったことあり、タイヤのマッチングがうまくない状況に感じられた。我がチームも同様に想定タイムより遅い展開に苛立ちが募っていた。しかしそんな中、小林がキャラクター通りに淡々と自分に課せられた周回をきっちりこなし、最終走者である近藤にバトンタッチする。
ここまでで大きな課題が残った。
それはドライバーチェンジ。
ドライバー全員、耐久レースの経験が浅く、迅速なドライバーチェンジがまだまだな感じ。今回も加藤から小林、小林から近藤と変わる際に、タイヤ交換も給油も済んでいるのにまだドライバーチェンジが終わっていないという…次戦に向けた宿題が残った。
都合40秒以上のロスを挽回するべく、近藤がスプリントレース並みのアタックを開始する。ガソリンが満載にもかかわらず、予選タイムに匹敵するようなタイムを連発し、他クラスに抜かれる際に失うロスタイムも最小限に素晴らしいレース展開を魅せた。近藤も一皮むけた感じ。
そしてゴール。
結果、シングルフィニッシュの9位。
たらればでは考えたくないが、たらればが考えられる展開に少し残念な感情が残ったが、各ドライバーの成長を考えると喜ばしい内容であった。
次戦は国内サーキットの聖地“鈴鹿サーキット”。
140分とシリーズ最短のレースにどんな展開で臨めるか、今から楽しみだ。
(チームプロデューサー 宮越 孝政 / チーム監督 滑川 健)
Class | Car No. | Car name | Driver |
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ST-4 | 54 | TC CORSE iRacing ROADSTER | 加藤彰彬 / 近藤翼 / 小林大作 |
ST-X | 81 | GTNET ADVAN NISSAN GT-R | 星野一樹 / 青木孝行 尾本直史 |
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ST-1 | 37 | KeePer I.P.S | 中山雄一 / 平川亮 / 畠中修 |
ST-2 | 59 | STRUM・MOTUL・ED インプレッサ | 大澤学 / 吉田寿博 / 松田晃司 |
ST-3 | 35 | asset ings Z34 | 前嶋秀司 / 佐々木雅弘 / 廣川和希 |
ST-4 | 41 | UEMATSU×TRACY SPORTS ings S2000 | 植松忠雄 / 藤田竜樹 / 寺西玲央 |
ST-5 | 2 | ホンダカーズ野崎 with BOMEX | 山下潤一郎 / 山田英二 / 荒井康裕 |
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