2015年 スーパー耐久シリーズ 参戦レポート

Round.4 オートポリス(大分県)
◆予選まで

真夏真っ盛りの7月末から8月月初にかけて開催されたスーパー耐久第4戦の舞台は阿蘇山そびえる大分県オートポリスサーキット。
山間ならではの避暑地的な希望は微塵もなく、都心よりは幾分湿気がないくらいでほぼ同じ気温・・・。
週末の天気予報は快晴。
マシンにもドライバーにも過酷なレースが予想された。
 
エンジンパワーではTOYOTA 86に約10ps、HONDA S2000には約20psほど劣る状況ながら、走り始めの木曜日から上位に名を連ねる結果に。
また、どんどんよくなる路面コンディションに合わせるべく、更なるアジャストを加え、オーラを纏い始めたマシンは「速いよ!」と自慢げな顔つきに。
天候が不安定だった富士でデビューした若干19歳「堤優威選手」にも、今回は思いっきりDRYコンディションでマシンに慣れてもらうことから始め、また、加藤、近藤、両ドライバーも少しでも堤に時間を与える努力を惜しまず、チームワークに徹してくれました。その結果、日曜日の朝のフリー走行ではチームトップタイムをマーク!さすがのポテンシャルを示してくれる内容にチームの士気は上がるばかりに。

予選
我々のマシンは、他メーカーのマシンのようにリスクを背負い予選用セッティングでエンジン等に負担を強いて無理をすることをせず、まずはしっかりとマシンをドライビングすることを第一としているため、加藤、近藤、堤には普段通りのドライビングを望んだ。ただやはりレーシングドライバー。。。アタックラップでは自己ベストを更新し、見事に過去最高の11番グリッドを獲得する!
 
Cドライバー予選、堤もしっかりと自己ベストを更新し、3人がタイムで拮抗するベストな状態になってくれた。
これで決勝に向けて色々な作戦が可能になり、ケースバイケースで、多種多様な作戦を夜遅くまで練り・・・面白くなりそうだ!

◆決勝


日曜日
相変わらずの猛暑。
マシンに絶対の信頼を寄せ、ドライバーにも最大限のケアをし、いよいよ決勝に挑みました。
予選上位のマシンとは違い、圧倒的に決勝レースラップタイムに自信を持っているために、スタートを担当する加藤には序盤から思いっきり勝負をかけてくれるように頼む!その結果、ローリングスタート直後から加藤の鬼神の走りでHONDA勢を抜き散らし、見事に6位までポジションアップすることになった!そして加藤は予定通りのスティントで、デビュー2戦目の堤にドライバーチェンジ。ここで少し堤には悪条件ながらタイヤ交換なしの給油のみでコースイン。しかし、若いって素晴らしい!そんなことをものともしない順応性の高さを見せつけてくれ、予想以上のスティントをこなし、最終ドライバー、近藤にスイッチ。
さすがの近藤は今回もチームベストタイムを更新し続け、残り1時間の時点では加藤が奪ったポジション6位に。さらにはトップと同じラップタイムで周回を重ね、トップ6が長い間同じタイム差で走り続け、7位のS2000以下をどんどんと引き離していく! そして残り3周の所で、5位でファステストラップを刻んでいたS2000がコースオフしリタイヤに・・・我々は必然的に5位に!前には86のみ!
そして、スプリントレースのような3時間レースはゴールを迎えました!!
今期ベストリザルトタイの5位!
しかし、今までとは大きく違い、トップに食らいつき、引き離されずに挑んでいくレース展開!
チームは強くなっています!マシンはどんどん速くなっています!チーフエンジニア、データエンジニア、メカニック、ドライバー、マネージャーが一体となったこのチームは今、誇れるほどに強いです!
南宮さんが作るマシンは完璧に速く、林さんが立てる作戦は誰も真似できないほどに完璧です。
このチームはこれからもどんどん強くなっていきます!
さらなる前進を約束して、邁進していきます!
次戦は、約一ヶ月後の岡山!
応援のほど、宜しくお願いします!

滑川 健 (チーム監督)

◆リザルト
TC CORSE iRacing ROADSTER 予選クラス11位 / 決勝クラス5位(出走17台)
ST-4 54 TC CORSE iRacing ROADSTER 加藤 彰彬 / 近藤 翼 / 堤 優威

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